【実体験】食中毒とお茶(緑茶) 抗菌効果が高いカテキン 食中毒予防 高濃度カテキン茶の作り方

本日は私がとある外国の古い(年代物)お茶を飲んで、食中毒的症状を起こし、緑茶により症状緩和、翌日には元の健康状態に戻ったという話です。緑茶の成分であるカテキンの殺菌作用が効いたと考えています。

茶カテキンの食中毒予防効果 体感

緑茶に含まれるのカテキンには殺菌作用があります。食中毒の予防にもなると言われてます。

食事中や食後に緑茶をいただくことは「食中毒の予防」の面からも良いことだ言えます。ただ、予防というのは効果を実感するのは難しいものです。

しかし私は今回、緑茶が「食中毒の症状を緩和する」という体験をしたので、知識上だけでなく、体感でも食中毒予防にも効果はあると感じることができました。

私が症状緩和の為に飲んだものと価格帯が同等のJAかごしまの知覧茶(ちらんちゃ)と福岡の八女茶(やめちゃ)をリンクします。おいしそうであり、評判が良いものを選んでみました。

どこの産地の緑茶でも効果は得られます。新鮮であることが大事です。(酸化(劣化)していないもの)

茶カテキンの抗菌殺菌作用メカニズム

緑茶の成分のひとつ「カテキン」に抗菌殺菌作用があります。これが食中毒の予防に有効な作用です。

世界緑茶協会の抗菌効果ページに「奇跡のカテキン」からの説明の抜粋があります。

日本の食文化で、お寿司にお茶やワサビを合わせるのは、味だけでなく殺菌効果の利点もあるからと言われます。

私は自宅でお刺身などの生ものを食べるときは、カテキンの殺菌効果を期待して必ず緑茶を用意します。

カテキン学会(効果・作用ページ)にはカテキンが働くメカニズムが紹介されています。

  • 食中毒原因菌への殺菌のメカニズム
  • 食中毒原因菌が出す毒素を抑えるメカニズム

カテキンは4種類あり、そのうちのエピガロカテキンガレード(EGCG)
がその効果が強く、これはお茶特有の成分です。

抗菌には緑茶(内服:飲む)の他、精油(アロマオイル)というアプローチもあります(主に外用:皮膚からの吸収)

食中毒を起こした原因物(食あたり)

ここから私の体験です。いつも気をつけていることなのに、他のことに気を取られ過ぎて起こってしまいました。

飲んだもの:古い海外のお茶(数年前のもの。緑茶ではありません。)

飲み方と量:お茶130㏄程度(茶葉を2-3gほどをティーポットで抽出)

茶葉は袋の上の方の数グラム取り出して使用。袋の中全体は見ず、香りなども確認してませんでした😰

保存が不適切、水分(湿気)を含み劣化腐敗(カビ)ていたのです。

状況:古いお茶と新しいお茶を比較して、味香質感などを文字にする必要があったので、ちょっとずつ飲んで感想を書いていました。

ちなみにその味は、茶らしい香り味はない、薄い。簡単に言うとおいしいものではありませんでした。

かといって、ある程度飲み進めたので、おいしくはないものの、最初はひどい味というまではありませんでした。しばらく経った後では、口の中が不快なものに変わりました。

新鮮なもののようにおいしくはないという前提で飲んでいたこともあり、気がづくのに遅れました。普通に飲むためのものなら、一口でおいしくないから飲まないという判断をしたかもしれません。

茶葉は水分を含むと早く劣化します。
湿気にはご注意ください。

湿気+温度(室温、高い室温)で劣化が加速します。

細菌やウイルスに対しては、日頃から免疫力を意識する生活も大事です。

食中毒症状 体の反応 時間ごとの変化

前半:食中毒と気が付くまで
後半:食中毒と気が付いて緑茶を使った対処方法

  • 20時頃、前章のお茶を作り、8-10mlずつ小さな茶杯に移して飲む。
  • 3杯程飲んで(25-30ml摂取後)喉に違和感咳払いしたくなる。なにか引っかかってるような感じが出た。咳払いしても改善しない。(飲茶開始から5分-10分以内の記憶)
  • 引き続き2-3杯飲む(40-60ml) 胃が軽くむかつく。味を表現に気をとられお茶の腐敗とはまだ気が付かない。(飲茶開始から8-15分以内の記憶)
  • その後、胃が重くなりむかつく
  • 胃と喉の間(胸あたり)に軽い嘔吐したくなるような感じがでてくる。(軽い吐き気に似ているが、完全な吐き気ではない)
  • 口の中が不快な味で充満し、お菓子を食べた。(お菓子の味で不快感を取り去りたかった。)
  • その後、やっと茶に問題があると気が付く😑

緑茶を使った実際の対処法

最初の症状が出てからおよそ15分後 (大体の感覚)

  • カテキンの殺菌力を期待し、慌てて日本の緑茶(新鮮なもの)を、茶葉量を多くし、高温(沸騰の湯)で急須で淹れて、その緑茶液でうがいして喉を洗う。熱いのでまずは水で薄めた。相当回数行った。

    高温の湯だとカテキンがたくさんでます。
    水で薄めた低濃度でもカテキンの殺菌効果はあります

  • 高濃度カテキン緑茶をどんどん作り、大量に摂取。緑茶液を胃に入れて、胃を洗浄(ができるかと思い実施)。とにかく大量に飲んだ。

    大量の水分、大量の緑茶で胃に負担、胃がぽちゃぽちゃになり気分が悪くなりそうになったが、殺菌を優先し飲み続けた。

    高濃度カテキン緑茶の作り方:下記別章に記載
  • 1時間後位に胃薬摂取
  • 1-2時間後胸のむかつきはなくなったが、胃が重い。
  • 寝るまでずっと緑茶やドクダミ茶を飲み続けた。胃が重い、胃の違和感は残ったまま就寝。

    ドクダミにも殺菌作用があります。
    摂取量は、合計1.5-2ℓ程、またはそれ以上。
  • 翌朝、起きると胃が重い
  • 起床後、緑茶と胃薬を飲む(記憶があいまいだが飲んだはず)
  • その午後には通常の健康状態に戻る

    前日の夜の発生時の症状から見て、翌日午後には体が普通の状態に戻るとは正直驚きました。その後も体に異常がでないか数日様子を見ていましたが、身体が不調になることはありませんでした。

    緑茶での対処をしなければ、症状は悪化し、身体が嘔吐などの反応もしていたのではないかと考えました。食中毒はあまり体験のないことなので推測なのですが。

ジュウヤク(十薬)とはドクダミの生薬名です。私は色んな症状に使えるドクダミを買い置きしています。今回も助かりました。

医療関係者からのアドバイス

具合が悪くなった夜に、知人の医療関係者相談し、以下のアドバイスをもらいました。

実際は翌日に調子が戻ったので、アドバイスの内容を実行ことはありませんでしたが、参考に載せます。

食あたりの薬や対処法など

「翌日に下痢があるようなら、殺菌剤のみの下痢止めを飲むと良いでしょう。特に下剤がないなら、オーガニックの日本茶を多めに飲むだけで良いです。」

「カビは発酵をもたらすものと、単に毒性しかないものあります」

「菌とかであれば、身体がそれを追い出そうとする作用が下痢ですので、収斂作用ではなく、殺菌剤のみの下痢止めで対応してください」

殺菌剤のみの下痢止めの名称を尋ねてみました。

エクトールは殺菌剤と痛み止めのみです。」
「薬局で食あたりの下剤と言えば近いものを薦めてくれます。」

翌日、体調が戻ったことを報告すると、このような言葉を頂きました。

「ほっとしました、新鮮な緑茶の解毒作用も良かったのだと思います。」

茶の解毒作用は数千年前の中国(お茶の始まりの国)から民間に伝わっています。「神農が薬草を探すために色々な草を食べて、毒がある草に当たったときは茶を食べて解毒していた」という有名な神話もあります。

お茶 高濃度カテキン茶の作り方

あくまで、味は関係なく、殺菌目的などでカテキン(EGCG)をより多く抽出する方法です。

急須やポットを使います。緊急の場合、耐熱であればどんな器を使ってもできます。(マグカップ、碗、丼に直接茶葉を入れても可。茶葉は沈みます。)

茶葉は緑茶 劣化や酸化してないもの
茶葉量を多め カテキン量は茶葉量に比例 (茶葉は通常量でも殺菌に有効なカテキン量は出ると言われる)
高温の湯  殺菌作用が高いカテキン(EGCG)*は高温ほど出る。80℃以上。95℃以上がより出る。
茶葉 湯に浸す時間を長めに 95℃なら4-6分。カテキンは時間をかけて出てくる。EGCGは他のカテキンより出にくい。

ただ、抗菌効果は、普通に飲むお茶の1/2、1/3の濃度でも効果が見られると言われています。

++ 参 考 ++

一般的な飲用の茶葉量🍵
急須容量が250ml程度で、茶葉は目安5-6g位。
2~3煎は淹れられます。(急須2~3回分のお茶を作れます)

殺菌用
大量に必要なら湯量を多く、茶葉量も調整してください。


茶葉グラム数 量り方:
ティースプーン山盛り一杯 およそ3g
100gの袋に入っていれば1/10が 10g (全体の割合から計算)

*緑茶の茶葉には4種類のカテキンが含まれます。淹れたお茶(緑茶液)に出てくるカテキンの種類は、お湯の温度で傾向が異なります。

エピカテキン(EC)  
エピガロカテキン(EGC) 低温でも出る
エピカテキンガレート(ECG)  
エピガロカテキンガレート
(EGCG)
食中毒細菌に対し抗菌力が高い。湯が熱い方がよく出る。低いとあまり出ない。

(水に溶出しにくいので、高温と時間で溶出を促すというイメージ)

ちなみに高温で長い時間浸すと、カテキン以外の成分(カフェインなど)も多くでます。

カフェインを少しでも減らしてカテキン(EGCG)を摂取したい方は次の章をご覧ください。

出来るだけカフェインを少なく、カテキンも出すお茶の淹れ方

緑茶からカテキン(EGCG)は摂取したいけど、少しでもカフェインを減らしたい場合、カフェインの特徴を知ることで対応できます。

■低カフェイン茶の商品

低カフェイン茶という商品の茶葉やペットボトルが登場した初期、

その製法は、摘んだ茶葉(生葉)を熱湯で数分洗い、カフェインを洗い流してから加工するという方法でした。

※今では別の製法もあります。

【参考 】茶の品種識別と茶の化学成分の分析法(低カフェイン茶製造の基本原理)2006年:https://www.naro.affrc.go.jp/training/files/2006-6material.pdf
商品となっているものを紹介します。

上記の製法は、下記の①と③の特徴(高温で出る、出る速さに時間差がある)を利用したものです。

■茶葉成分の特徴🍵 ここがポイントです

①カフェインは湯温が高いと短時間で出る
②カフェインは湯温が低くても時間をかければ出る

③カテキン(EGCG)は湯温が高い場合に出るが、出る速度はカフェインより遅い
④カテキン(EGCG)は湯温が低いとあまり出ない

これらの特徴を利用して普通の緑茶の茶葉を使い、自分でカフェインを減したお茶を淹れることができます。(カテキン(EGCG)はできるだけ出して、カフェインは少しでも抑えるという方法)

味ではなく成分の効果を目的とした淹れ方です。
(これらの方法では、うま味のテアニンはほとんど無くなります。ちなみにカテキンのEGCG(エピガロカテキンガレード)の味は、苦味と渋味です。)

■カフェインを減らしてカテキン(EGCG)を出す方法 その1

上記製法を参考にする方法です。

1. 茶葉熱湯に30秒程度ほど浸します。そしてその湯を捨てます。(出たカフェインを捨てる)

2. 新たに熱湯を入れてカテキン(EGCG)が出るのを数分待ちます。

※80℃の湯に2分に浸けると茶葉が持つカフェインの90%が溶出するとのデータがあります。しかしその間にカテキンも溶出されるので、何秒ぐらいが適切なのかは、カフェイン量とカテキン量のどちらを重視するかによります。

■カフェインを減らしてカテキン(EGCG)を出す方法 その2

以下の成分特徴を利用します。

②カフェインは湯温が低くても時間をかければ出る
③カテキン(EGCG)は湯温が高い場合に出る
④カテキン(EGCG)は湯温が低いとあまり出ない


1 茶葉を水に10分ほど浸し、その水を捨てます。(出たカフェインを捨てる)
2. 新たに熱湯を入れてカテキン(EGCG)が出るのを数分待ちます。

特定成分の高濃度摂取の注意点

お茶の成分に限らずですが、特定の成分を①高濃度で、②長期間摂取することは、身体に害を及ぼす可能性があります。

今まで摂取して問題ない成分でも、高濃度で長期間の摂取をすると問題がでる場合もあります。

普通の食べ物でも、通常の生活で飲食する量以上(過剰な量)の摂取で思わぬ体の反応がある場合があります。塩、砂糖、お酢でも適量は体に有益でも、高濃度(大量)で長期間だと体を痛めます。

特定の成分の①高濃度で②長期間 (更に③同時多種など)の摂取は危険があることをご理解ください。


カテキンについて、その他の有益な情報が以下のページにあります。
参考にリンクします。カテキン学会 カテキンについて学ぶ Q&A

緑茶のカテキンに注目すると食中毒防止だけでなく、衛生面、健康面で色々な有益な活用ができると思います。

以上、緑茶のカテキンと食中毒の話でした。

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