【中国茶】中国市場での新茶の時期(緑茶、烏龍茶、ジャスミン茶 それぞれ違います)Fresh Tea Season for Chinese Tea Leaves

こんにちは。急須のお店 Shiha Tea & Comfortです。日本の急須を販売していますが、海外のお客様は日本の急須で中国茶を淹れることも多いようです。是非皆様も日本の急須で色々なお茶を楽しんでください。本日は中国茶のお話です。

【中国茶】 新茶の季節 概要

中国の茶葉市場では3、4月になると、たくさんの緑茶の新茶が市場に上がってきています。

5月になると鉄観音や岩茶などの烏龍茶系が上がってきます。

ジャスミン茶6月以降です。

購入するお茶はいつのお茶か尋ねて買うのが良いと思います。(今年のか去年のかなど)。特に大量購入する場合は、賞味期限などの関係で生産時期は必ず聞いたほうがいいでしょう。

【中国茶】 緑茶の新茶時期

3,4月は市場の緑茶を扱うお店はどこのお店も「新茶上市」(新茶が入りました) という貼紙がでます。人々も新茶を求めてやってきますので、市場も賑やかになります。冬を越した後の新鮮な緑茶の香りは一段と心にしみます。緑茶に限らずですが、出てくる時期が早いほど美味しいとか、好きになるかとはまた別の話です。私は黄山毛峰は味香りがしっかりしてきた少し後のものが好きです。ちなみに六安瓜片は芽を摘むのではなく、葉になになるのを待つので市場にでてくる時期は他の緑茶より遅くなります。

1月~2月頃に購入する場合、緑茶の保存状態が良くないと鮮度が落ちている可能性もあります。試飲して新鮮さがあるものを、少量買うのがよいかと思います。まもなく新茶の時期がやってくる季節です。

【中国茶】 白茶の新茶時期

白茶は4月に①白豪銀針(原料は芽)からあがってきて、②白牡丹(原料は芽と葉)の芽の比率が高いもの、③白牡丹の芽の比率が低いもの、更に時期が遅くなると④葉がメインの貢眉寿眉がでてくる感じです。(この①→④は価格の高低でもあります)。

白茶は3月中旬~清明節(4月初)頃に茶摘みを開始。制作期間は緑茶よりはかかるので、店に並ぶのは4月頃からでしょうか。小さい農園のものは小ロットで流通が早いですが、大きな企業の白茶製品はブレンドやパッケージ化(製品の安定化)して5月頃になるものもあるようです。

福建現地の企業を4月上旬に訪ねた際、ちょうど最初の白毫銀針が出来たばかりで「いるならすぐ包装するから!」と言ってくれました。お店に茶が届く時期は生産規模や管理体制の関係もあるようです。

【中国茶】 烏龍茶(青茶)の新茶時期

5月になると岩茶鉄観音茶烏龍茶系の時期となります。「緑茶が売れなくなる」とぼやいていた茶葉店の店長がいました。理由を聞いたら「みんな新しいものが好き。岩茶に走る」との理由でした。

鉄観音は春のもの秋のもの、それぞれ良さがあります。発酵度が高い烏龍茶系のものは、保存が緑茶より長くできます。毎年出来上がりの味と香りが異なりますので、新茶よりも去年のものがおいしいとなる場合があるかもしれません。時間が経って香味に深みがでてるかもしれません。お好みのものを選びましょう。

【中国茶】 ジャスミン茶の新茶時期

ジャスミン茶は春にできた緑茶にジャスミンの香りを移します。ジャスミン(茉莉花)の花は伏天(夏)の花が香りが良いと言われます。6月頃からジャスミンの花が咲き始め、香りづけの工程が始まります。ジャスミンの花の季節は6-10月ごろです。最盛期 は7月、8月 。
私は現地の薫花工程を見に行ったのは10月。それから出荷されるので11月頃にも市場には出来立てのジャスミン茶があるということですね。

ジャスミンは亜熱帯性の花で、ベトナムにも近い温暖湿潤な広西省横県がジャスミン茶の一大産地です。私が訪ねたのは福建省の茶会社の広西省横県のジャスミン茶工場です。春につくった緑茶をジャスミンの花の状況に合わせて横県に送り薫香工程を行います。市場で「茉莉花茶」と書かれた段ボールがあったら「広西省横県」の文字があるか見てみてください。「広西省横県」のジャスミンはブランドになっています。

四川省などでもジャスミン茶が作られていますが、ここでは福建省+広西省のお話を書きました。

【中国茶】 新茶 急いで買うべからず?

緑茶は出来立てのものより、2-3月経ったものの方が香味が落ち着いて良いと、中国の茶商さんと日本の茶農家さんのどちらからも聞いたことがあります。青みが落ち着き、その味が自分の好みに合うかというのを見るのが良いのでしょうか。新茶を数袋購入し、徐々に封を切って飲んでいき、味の変化を楽しむのもいいかもしれません。

また白茶(白毫銀針や白牡丹)もできて6~8か月ほど経ったころに、その茶の実力が見え始めるという方がいました。新茶の頃はどの白茶も新鮮さと華やかな香りがありますが、2-3か月頃から徐々に発酵し始め、半年以降、原料が良いもの、上手に作られているもの(萎凋)は香りと味が更に豊かになり、そうでないものとの差が大きくなる。とのことでした。

以上、中国茶の話でした。

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