南アフリカのブッシュ 野生のお茶 薬草 ラセットブッシュウィロー 紅茶とルイボスティーの味?Russet Bush Willow Tea from South Africa

こんにちは。Shiha Teaです。色々なお茶情報をお届けしています。今日は南アフリカのお茶の紹介です。

南アフリカといえば、ルイボスティーをイメージしますが、今回紹介するのは野生のお茶。木が茂るブッシュで取れるRusset Bush willow(ラセットブッシュウィロー)のお茶です。

Russet (ラセット)はあずき色、 落葉色、赤黄色などの意味で、確かにそのような色でした。

ウィローは柳の意味ですが、日本人がイメージする柳とは違いました。

お茶と言ってもお茶の木(カメリアシネンシス)のものではありません。日本で言えば、伝統的に民間で飲まれている野生の植物から作るどくだみ茶、びわの葉茶的なものと言えるのではないでしょうか。

世界各地「お茶が伝わる前は何を飲んでいたのか」という疑問に「その土地の野生のハーブ(植物)を煎じて飲んでいた」との紹介記事を読んだことがあります。このラセットブッシュウィロー もこの土地に住む人達の心身を癒してきたのではないかと思います。

Russet Bush Willow に出会った場所

ラセットブッシュウィローには、南アフリカのクルーガー国立公園近くのサファリロッジSabi Sabiのプライベートエリアのブッシュ(とは言っても結構広いですが)をジープで探検中にレンジャーから教えてもらいました。

Sabi Sabi
https://www.sabisabi.com

Sabi Sabiのロッジは洗練された空間で、サファリから帰って落ち着いて過ごせました。3泊して、朝晩サファリへ行き、昼間は暑いのでロッジのラウンジでくつろいだり、お部屋でゆっくり過ごす日程です。

6回サファリに出かけ、Big5( ライオン、ヒョウ、ゾウ、サイ、バッファロー )に出会うことを目指します。

Russet Bush Willow を収穫

サファリのレンジャーは、ショーンという南アフリカ生まれの男性でした。私がお茶の情報を聞きつけて、見たいというとジープを降りて取りに行ってくれました。

30代のショーンが子供の頃はこのラセットブッシュウィローのお茶をよく飲んでいたと話してくれました。最近はお茶(多分紅茶)があるのでそれを飲んでるとのことです。地元の人もよくラセットブッシュウィローを飲んでいたとのことですが、ショーンの年齢からすると、割と近年までは普通に飲まれていたような気もします。

ちなみに、ショーンに「ブッシュで半袖半ズボンなんだけど、マラリアとかの危険はないの?」と聞くと、「全然気にしてない。大丈夫。」とのこと。私はマラリアの予防注射して、肌をしっかり覆って蚊にさされないようにしていたので拍子抜けしました。

ショーンの様子をみんなで見ています。

取ってきてくれました。もぎたてです。2つ色が違います。それぞれ味が違うそうです。

ショーンが種のとり方を教えてくれました。種は使わないそうです。しゃっくりがおこるようです。

2つに開いたところ。

種を取り出しました。

おもしろい形です。

Russet Bush Willow Tea の飲み方

You tubeに ブッシュウィロー茶の飲み方がありました。「ブッシュに行って、家にティーバッグを忘れたとき」とのサブタイトルです。

一瞬冗談なのかと思いましたが、キャンプに行って茶を忘れたときのテクニックとして紹介されていました。茶を忘れることは「最悪」「悪夢」「すべてをキャンセルしたい」ことのようです(笑)

気持ちは分かります。

さて、以下がブッシュウィローの ナビゲーターからの紹介です。

  • 種を取らないとしゃくりを引き起こす
  • フレーバーはタンニンによるもの
  • 淡い赤色はレッドブッシュウィロー: 紅茶のような香りと味
  • 赤色はラセットブッシュウィロー : ルイボスティーのような 香りと味

タンニン(ポリフェノール類)について気になりました。体にも良さそうです。

私は現地では飲む機会がなかったので参考になりました。

以上、南アフリカで出会ったラセットブッシュウィロー の紹介でした。

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