江蘇省 茶壺の町、宜興からのお客様 中国の現在の急須事情。巨輪珠壺とは。A Guest from China Yi Xing, JulunZhu Teapot

こんにちは。今日は中国江蘇省 急須の町、宜興(ぎこう)からお客様が遊びに来てくれました。

中国のお茶市況や急須の話を聞けてとても面白かったです。最近は中国都市部ではコーヒーも人気ですが、茶の消費は全体として上がっているそうです。健康のためにお茶を飲む人口は増えているとのこと。

近年中国でも、日本の横手急須のような、中国横手急須など様々なものができ、スタイルは多様化していますが、お茶をする人(お茶の世界を追求している人々)はやはり伝統的なスタイルの急須を好むことは変わらず、モダンなエッセンスが少し入ったとしても、やはり伝統的な材質やデザインが基本だとのことです。

中国のお茶は、静寂、自然、禅 などの 環境で、優美 、落ち着き などを求めます。やはり伝統を感じる急須や茶杯が一番ぴったりくるのかもしれません。

お客様が可愛い宜興の茶器セットを贈ってくれました。
セットで箱に入っていましたが、茶壺(急須)、茶杯、茶葉はそれぞれご自身で選び、コーディネートしてくださったとのことでした。

素材や四君子(梅 竹 蘭 菊)の画は伝統的で、形やラインが可愛らしくモダンな雰囲気があります。落ち着きを感じ、可愛らしく手の中に納まり眺めたくなる器です。白茶やプーアル茶をゆっくりした雰囲気でいただきたいと想像しました。

丸っこくて可愛い

この急須の型は巨輪珠(ジュルンズュ Julun Zhu 具輪珠とも書く)と名前がついています。 巨輪とは灌漑のために使われる(田んぼに水を引く)大きな水車のことも指すそうです。

ラインがナチュラルでかっこいい

巨輪珠壺の特徴は①蓋の摘みが輪の形で(これが水車の輪をイメージさせる)②胴は珠のようです。 林檎のような形で可愛いなと思っていましたが、水車の話を聞いて、更に親しみが湧きました。 改めて見ると、つまみは全体をシンプルでかっこよくしています。注ぎ口も直線で短く調和しています。

巨輪珠壺

ちなみに 四君子の画はレーザーでの彫りとのこと。「中国にももちろん手彫りはありますが、日本のものとはスタイルが変わります。日本のは繊細で写実的、中国のは情景を想像させるものです」とのことでした。この懐古的な雰囲気を持つ四君子杯もとても気に入りました。

暖かく懐かしい雰囲気

お茶は、緑茶(螺型)、紅茶(雲南 滇紅金螺 )、プーアル茶。 頂くのが楽しみです。

以上、宜興のお客様とお伺いした巨輪珠壺についてでした。

JL-san, 非常感谢您带来的愉快时刻和分享的深远中国茶文化。

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